景気に左右されない不動産の仕事術 (15)すべては良きことのために 視点変えたら状況好転
住宅新報 2017年4月25日 号 5面
連載: 景気に左右されない不動産の仕事術

景気に左右されない不動産の仕事術
バブル時代が崩壊した後の約5年間、マンション用地で20カ所を損切り売却する仕事をした経験があります。
それは、利益を全く生まない敗戦処理投手のような空しい仕事で、売らなければ前に進めないが、売れば売るほど赤字になりました。金融機関との抵当権抹消交渉では、猛烈に文句を云われ、社内調整では、売却損を他の所有不動産に追加担保を付けられるような交渉をするな!と云われ、買主との話し合いでは、理不尽な条件を云われ、まさに金融機関、社内対応調整、お客様対応での三重苦。おまけにすべての土地は前任者が仕入れたものでした。
何をやっても、どこへ行っても文句を云われ続け、次第に性格も曲がりそうになりました。あの頃、私に起こっていたことは、この世のものとは思えぬほどネガティブなことのオンパレード。一体、この状況は何なんだ? 自分は悪くないのになぜこんな目に遭うのだと愚痴ばかり口にし、言えば言うほど環境は悪化していきました。しかし、ふと気付いたのです。苦労ばかりとはいうものの、生命を取られる訳でもないし、ちゃんと食事ができて、家で眠れる環境があるではないか。





















