タワマン修繕の実態 さくら事務所東京・渋谷で勉強会
住宅新報 2017年12月26日 号 6面

階層別の管理方式を提言した
さくら事務所はこのほど、「知られざるタワーマンションの管理と大規模修繕」と題した勉強会を東京・渋谷で開き、低層階と高層階で同じ修繕積立金額となっている〝不条理〟などの実状を解説した。
同社社長の大西倫加氏は開会に、「管理組合の意識の高まりにより、資産価値を高めたいという相談が年々増えている。都市部の高層マンションの供給は活発だが、いったい現場では何が起きているのかを紹介したい」とあいさつ。続けて講師で同社マンション管理コンサルタントの土屋輝之氏が講義を進行した。
管理組合理事などの聴講者を前に土屋氏は、タワーマンションの定義など基礎的情報から解説。大規模修繕の際に低層階では一般的な鋼製足場だが、中高層階ではゴンドラやリフトクライマー(移動昇降式足場)などの特殊な対応に迫られ、更には、「エレベーターの維持管理費を含め、低層階用に比べ、高層階用の費用が圧倒的に高額だが、管理費は同じ負担率」と提起した。共用施設にも格差があるといい、「駐車場の利用の場面でも、高層階の所有者に優先権がある」と、タワーマンションにまつわる〝不公平感〟を紹介した。





















