魅力づくりは「気持ち」 鑑定協講演会で安藤忠雄氏
住宅新報 2009年10月20日 号 12面
日本不動産鑑定協会(神戸冨吉会長)は10月15日、東京・大手町の日経ホールで09(平成21)年度土地月間記念講演会を開いた。冒頭、神戸会長が不動産鑑定士の役割や鑑定評価制度の意義などについてあいさつした後、建築家の安藤忠雄氏が「魅力づくり--10年後のTOKYO」をテーマに講演した。
この中で安藤氏はまず、「海外での仕事を通じて見ると、今の日本は魅力がなく、アジアからは見向きもされていない。経済的にもあまり評価されていない。しかし、このままではやっていけないのも事実。資源や食料、環境などは限界があり、いずれなくなる。夢のある、魅力ある都市をどうつくるか」と地球規模の視点の必要性を示した。
その上で、自ら手がけた国内外の建築設計作品の考え方を交えながら、現在、緑の環境対策として取り組んでいる「ゴミの山を森にする、東京に新しい風を生む森をつくる、『海の森』プロジェクト」を推進する緑の東京実行委員会の活動を紹介。「都市の魅力を創り上げるには、1人ひとりの気持ち、取り組みが大事だ」と強調した。











