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スタンダード会員限定マンション管理応援歌No.179 廣田信子の紙上ブログ 持たない暮らしが住宅を変える

住宅新報 2019年2月12日 号 6面

連載: 廣田信子の紙上ブログ マンション管理応援歌

管理(賃貸・分譲)
マンション管理応援歌No.179 廣田信子の紙上ブログ 持たない暮らしが住宅を変える

 最近の都心部のタワーマンションは、専有部分の面積が、また一回り小さくなっているように感じます。それでも売れるのは、住宅の広さに対するこだわりが減ったことと関りがあると思います。リクルート住まいカンパニーの調査によると、新築住宅購入者が、住まいに求めるものの第一位は、07年は「居住面積」でしたが、17年には第4位に後退し、「通勤に便利」が第1位となっています。便利な立地であれば、多少狭くてもいいと10年で価値観が大きく変わっているのです。

所有にお金を掛けない 

 その背景には、単身者の増加、少子化、共働きの増加などがありますが、もうひとつ、大きな変化として、ものを持たない生き方が浸透してきたことがあると思います。ものは必要な時に手に入れ、いらなくなったらすぐ手放せるリサイクル市場が大きくなり、必要な時だけ借りるシステムも充実してきています。ものを所有することで発生する保管スペースが必要なくなってきているのです。ITの進化で必要なものも減っています。スマホさえ持っていれば、お財布も手帳もパソコンもテレビも持たなくていい。お気に入りの本も、家族のアルバムもクラウドの中。そんな時代になっているのですから。更に、少し前までは、家を買う時に、いずれ、子どもが増えた時のことを考えて少し広めの住宅を…というのが一般的でしたが、今は、将来、広い家が必要になったら、その時に住み替えればいい。予備スペースにお金を掛けないという考え方になってきています。

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