廣田 信子の紙上ブログ No.195 マンション管理応援歌 管理会社が買い取り、リゾマン再生
住宅新報 2019年6月11日 号 6面

朝日新聞に、湯沢のリゾートマンションを画期的な手法で立て直した事例が紹介されていました。動いたのはリゾマン専門の管理会社です。 そのマンションは、完売前にバブルが崩壊し会社は倒産。債権者は争うように売れ残り物件を押さえて値下げ販売。その物件をまとめ買いした別のリゾート会社も破綻。12年にこの会社が管理を引き継いだ時は、190戸中85戸が滞納していました。この状況を打開するために、滞納物件を管理会社で買い集める作戦に。 公売や競売の物件を次々に落とし、滞納住戸は7年掛かりで7戸までに。買い集めた物件を一般に買ってもらえるよう、管理費を大幅に値下げ。その原資は、滞納解消で入る管理費とコスト削減です。共用浴場は利用者が少ない平日はやめ、金~日曜日のみに。物件の魅力を高めるリニューアルもしました。ゲストルームも増やしたところ、一般の人が宿泊する機会ができ、ここが気に入ってオーナーになる人が現れるという好循環が生まれました。管理会社所有の住戸は2戸にまで減りました。
管理会社の担当者は、湯沢のリゾマンが、「負動産」とか「腐動産」と馬鹿にされるのは看過できないと言う気持ちで頑張ったといいます。こんな管理会社もあるんだと記事を読んでちょっと感動しました。
以前に、同じ湯沢のリゾマンで、管理組合法人が自ら宅建業者の資格を取って競売物件を積極的に落札し、信用できる人に売却することでマンションを立て直した事例を紹介しました。しかし、法人化していても、管理組合が不動産の売買をするというのは、法律上はいろいろ問題があります。危機的な状況で、リーダーシップのある理事長が先頭に立って合意を取り付けて実施したのですが、どこでも真似ができるものではありません。





















