マンション管理応援歌No.197 廣田信子の紙上ブログ 自治会に学歴や現職の地位が必要?
住宅新報 2019年6月25日 号 6面

先日、コミュニティのセミナーのあと、悩ましい質問がありました。「リタイアした高齢者が自治会を立ち上げ、当初はうまく行っていたが、そのうち、参加者の出身大学や現職時の地位で〝ヒエラルキー〟ができてしまい、それを不快に感じる人が、だんだんと参加しなくなってしまった」というのです。そういったことを持ち出さないのがコミュニティの付き合いの基本なのに…残念ですよね。
趣味の会やボランティア活動では、昔自慢を持ち込む人は浮いてしまいますが、マンション内では、それが通用してしまうケースがあるのです。趣味の会などは、自分の意志で参加していて、目的が明確で、それに関する共通の話題があります。ですから上下関係を作る必要がありません。
ところが、自治会、老人会のような、たまたま同じところに暮らしている人が集まるとなると、参加する目標が不明確で、組織であることに意味ができてしまいます。そうすると、役職が重要になり、かつてのヒエラルキーによる序列が顔をもたげるのです。





















