頑張る仲介業者 成功の秘策(1) 不動産仲介透明化フォーラム(東京都中央区) 売却の仲介に特化 相場より高く成約へ
住宅新報 2011年10月18日 号 4面
連載: 頑張る仲介業者 成功の秘策
売却専門の仲介システム「売主の味方」を展開する不動産仲介透明化フォーラム(東京都中央区、風戸裕樹代表取締役社長)。事業開始から1年3カ月が経ち、成約件数は30件を超えた。
買主の仲介も兼ねる『両手』取引は一切行わず、売主の仲介業務に専念。風戸社長は、「多数の潜在顧客の中から、『売主が1番喜ぶお客』を見つけるのが仲介業者の仕事。(両手を獲得するため)他社サイトへの広告掲載を許可しないケースが少なくないが、本来制限する必要はない」と言い切る。具体的には、レインズ登録時の広告転載区分をすべて「可」として物件情報を公開するほか、「スーモ」「ヤフー不動産」といった主要ポータルサイトや、大手流通会社が運営するサイトにも「どんどん掲載してもらう」(風戸社長)。並行して、チラシ投函など従来手法による集客も。文字通り『味方』として、売主の利益を最大化するために手を尽くす。
『利益の最大化』とはつまり、相場より高い価格での成約だ。その可否を左右するのが査定。同システムでは、周辺の売り出し事例や新築価格を踏まえたうえで、競合他社の査定額より数百万円高く設定する。成約価格が高い方が、仲介手数料を受け取る立場としてもメリットが大きい。『片手』を前提とする同システムの場合は尚更だ。そのため成約までのスピードは重視せず、1つひとつの案件に腰を据えて取り組む。





















