なぜ建て替えか--マンション再生・現実論(1) 原 雅彦
住宅新報 2010年1月5日 号 14面
老朽化するマンションをどう再生するか。住民の高齢化が重なり、大きな社会問題にもなっている。IAO竹田設計の原雅彦氏は阪神・淡路大震災を体験。その悲惨な現実を直視し、マンションの建て替えや耐震改修のコンサルタントとして数多くの体験を重ねた。その経験則から「マンションの建て替えは極めて困難」と断言する。では、既に500万戸以上のストックがある集合住宅の未来をどう描けばいいのか。マンション再生の現実論を語ってもらう。プロローグ
阪神大震災を体験
私がマンションの建て替えなどの業務にかかわるようになったきっかけは95(平成7)年1月17日午前5時46分、阪神・淡路大震災を引き起こす兵庫県南部地震の震度7という揺れで叩き起こされたことに始まる。我が家も避難家族に











