知って得する建物の豆知識(30) 間伐材はエコ&コスト安 エキスパート養成が急務
住宅新報 2010年2月16日 号 4面
政府が掲げたCO2削減目標は25%(COP15)ですが、その前に達成が必要な京都議定書分の削減目標6%があります。この6%は森林吸収源によって3.8%、残り2.2%を排出権取引で賄おうとしています。そして、そのための予算として約1兆円の整備費が用意されます。間伐放置の背景
良質な木材を育てるには1ヘクタール当たり400本が適切とされていますが、苗木の段階では1ヘクタール当たり3000本前後植えられます。間伐は密集する木を間引いて、良質で太い木材を得るために必須の作業です。この間伐で間引かれた太さ10-20センチの丸太は、足場や杭などに使われてきました。
しかし、足場は鋼管足場になり、杭は樹脂再生品に取って代わられ、建築用材としての需要が少なくなっていました。その結果、市場が低迷し森林経営を圧迫したため、間伐が行われなくなったり、行われても間伐材は山の中に放置されたままでした。戦後の造林拡大期間に、急峻で手入れもままならないような山頂付近にまで植林したことも、間伐放置に拍車を掛けています。










