トータルブレインのマンション最前線 首都圏マンション市場総括と展望(上) 「最悪のどん底」の09年 10年は好材料に期待も
住宅新報 2010年3月9日 号 16面
トータルブレインの今月のリポートは「09年首都圏マンション市場総括と10年市場についての所見」。前半では非常に厳しかった09年の動向について触れているが、その中にも『一筋の光』を見いだし10年の展望と戦略について提言している。2回に分けて掲載する。
09年の市況については、「07年後半から始まり08年に本格化したマンション不況が、大底を迎えた年だった」と表現している。金融機関の融資は止まったままで、相次ぐマンションディベロッパーの倒産。マンション市場は一気に半分以下まで縮小し、「まさにどん底の市場」としている。
着工戸数の推移からもそれは如実に表れている。改正建築基準法の影響や事業計画の見直しなどで、07年は首都圏全体で8.3万戸まで減少したが、08年は再び10万戸台に回復。それが09年はわずか4万戸に落ち込み08年比6割減、94年以降安定的に続いていた10万-12万戸台との比較だと3分の1の数字だ。特に千葉、埼玉の郊外エリアでの減少が大きかった。このエリアを主戦場としている中堅ディベロッパーの苦しさが見て取れる。











