紙上ブログ 不動産屋の独り言 734 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 最初から断る時の逃げを打つ客 仲介会社の気持ちを知る由もなく
住宅新報 2024年1月2日 号 6面

以前に当社で部屋探しをした女性。離婚を機にそこを退去して別の物件に引っ越したいと言う。ネットで見掛けた物件を「そちらで案内してくれますか」と聞く。「既に他の業者に問い合わせていると、うちが間に入れません」と言うと、「まだどこにも」とのこと。
それ自体はありがたいが、物件は武蔵村山市。青梅線の昭島駅からバスで15分。更にバス停から徒歩5分の貸家だった。鍵は現地対応でなく立川から中央線で8駅の吉祥寺の業者が持っていて、内見には吉祥寺まで鍵を借りに行き、終わればまた返しに行く必要がある。それだけでもつらいが、1カ月後、「妹と一緒にもう一度見せてもらいたい」とのこと。「嫌です」とも言えず、仕方なく吉祥寺の業者に物件の有無を確認して、再度、案内の前日に鍵を借りに行くことになった。
突然メールで





















