紙上ブログ 不動産屋の独り言 746 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 夜の営業電話にうんざり 〝上司の手前〟は分かるが逆効果
住宅新報 2024年3月26日 号 6面

私は就寝する時間が早い。たいてい9時には寝る。そろそろ風呂に入って寝ようかな、と思っていたところ、スマホに着信があった。画面を見たら登録のない携帯番号から。「入居者だと嫌だな。こんな時間の電話はろくな用件じゃない」と思ったが、本当に緊急の電話の可能性もある。仕方なく電話に出ると、「こちらAハウスで土地買取を担当しておりますDと申します。当社は土地の仕入れに力を入れておりまして、物件がありましたらご紹介を頂けないかと思いまして」と言う。出なきゃよかった、と後悔したが、感情を押し殺してできるだけ穏やかにこう話した。
静かに忠告
「たぶん店の固定電話に掛けて、私が出たので営業中と思ったんでしょう。ただ、うちは私が一人で営業しているので店の固定電話に掛かってきた電話は全て私のスマホに転送されるため、この電話は家で受けています。店に掛けていたのが転送されたのだから仕方ないとも言えますが、たとえ営業中だとしても夜の8時半に営業電話を掛けるのは非常識だと言えますよ。上司の指示で何かの名簿で片っ端から電話しているのでしょうが、それだとたとえ紹介できるような案件があったとしても紹介しないでしょうね。店番をしていると同様の用件でいろんな会社の営業マンの訪問を受けたり、営業電話が掛かってきます。オタクの会社の営業マン、すでに5人は来ています。同じ会社なんだから誰か一人をこの地域の担当として営業させたほうがいいと思いますね。上司に話してみて」と伝えると平謝り。たぶん、6人目、7人目の営業マンが来るだろうな。以前から何度もそう話しているけど改まらないのだから。営業マンもかわいそうだ。





















