不動産業危機の構図(中)
住宅新報 2009年1月20日 号 12面
「根付かない長期投資家」
90年代初頭のバブル崩壊以降は「値上がり益ではなく、安定した配当(インカムゲイン)重視が不動産投資の基本になる」と言われてきた。しかし、21世紀に入ってから東京・都心を中心に始まった地価の高騰は、皮肉にもその『インカム』がバブルを起こしたかのような様相となった。
「日本の銀座に店を出すことは、永遠の価値を生み出すことになる」(外資系投資会社)という理由から、世界の一流ブランドが破格の金額を日本に投資し始めたのである。つまり、収益還元価格算定の柱となる将来の賃料収入(見込み)を過大に評価すれば『土地神話』は容易に復活することが分かった。











