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プレミアム会員限定紙上ブログ 不動産屋の独り言 758 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 新築マンション解体に思う 悪しき前例となる懸念

住宅新報 2024年6月25日 号 6面

連載: 不動産屋の独り言 〜賃貸現場の喜怒哀楽〜

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紙上ブログ 不動産屋の独り言 758 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 新築マンション解体に思う 悪しき前例となる懸念

 テレビ等で取り上げられている東京都国立市の新築マンション。「富士山が見えなくなる」という住民の抗議活動を経て、購入者が7月入居予定となっていたが、急に解体することになった。建築確認も下りており、違法建築ではない。完成したマンションの建築費用と解体費用、購入者への損害賠償などで何十億円も掛かるのと富士山が見えなくなるのと、どちらが重いのか。どっちが先にあったのかという話ではない。

 購入時に気に入っていた景観が、「5~10年の間に見えなくなった」ということは世の中ではザラにある。町名を付けたときには富士山が見えたから「富士見町」としたが、今は見えていないケースもいっぱいある。第一、毎日、しかも一日中「富士山を見ながら生活している」なんてこともないだろう。

過去の教訓は

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