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プレミアム会員限定紙上ブログ 不動産屋の独り言~賃貸現場の喜怒哀楽~780 珍しく期限前にくれた連絡 でも、その対応は難しく

住宅新報 2024年12月3日 号 6面

連載: 不動産屋の独り言 〜賃貸現場の喜怒哀楽〜

管理(賃貸・分譲)
紙上ブログ 不動産屋の独り言~賃貸現場の喜怒哀楽~780 珍しく期限前にくれた連絡 でも、その対応は難しく

 4年前に多摩地域のアパートに入居した夫婦のご主人から電話があった。「すみません。今月は仕事がなくて月末に家賃が払えそうもありません。どうしたら良いか、ご了承頂けるか、相談させて頂きたい」とのこと。私は管理会社であって、「分かりました、結構です」と勝手に了承できる立場にない。家賃が遅れる人が月末前に連絡をくれることは滅多にないが、先月も遅れていてその時は家主からの依頼で私から電話している。その際、「どうしても家賃が遅れる場合は必ず事前に連絡ください」と伝えていたので、さすがに2カ月連続で連絡しない訳にはいかなかったものか。

まずは信じる

 それで、こう伝えた。「私から条件があります。どのように追いつかせるか示して頂き、その約束を守ってくれるなら家主に『お待ち頂けないか』お願いします」と。すると、「今月末の家賃(9万円)は払えませんが、次の分から家賃に3万円ずつ足して3回の分割でお支払いする、ということでいかがでしょう」と言う。家業は自営の塗装業である。先月も家賃が遅れ今月も払えなかったのに、3カ月連続で翌月の家賃に3万円足して支払うことが可能だろうか。実のところ、「難しいのでは」と思っているが、まずは信用するしかない。約束が守られなかった時に次を考えることにしようと決めた。

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