家賃調査(1面関連) 地場不動産の声 「安い物件が決まりにくい」
住宅新報 2025年5月13日 号 7面
地下鉄の丸の内線やJR中央線は一様に家賃相場が上昇傾向にある。沿線事業者からは、「更新時にオーナーからの値上げ要請を入居者に通知すると『しょうがない』と承諾するケースが多い」(中野坂上)、「値上げ要請があり、今春は退去者が少ない一方で、探す人が多かったので紹介できる物件が少なく苦労した」(新高円寺)、「家賃が4万~6万円ほどの比較的に安い物件は決まりにくいが、8万円以上の物件はすぐに入居者が決まり空室が少ない」(荻窪)などの声が聞かれた。
小田急線や京王線の事業者からは、「ファミリーの問い合わせが中心だが、築浅などニーズの高い物件の空きがほぼなく家賃も上昇」(新百合ヶ丘)、「社会人の単身者やカップルからの問い合わせが目立った。駅アクセスや室内設備のグレードが優先され、築浅に空きが出れば成約は早い」(笹塚)との声が拾えた。京急沿線の事業者からは、「地主や投資家オーナーに値上げ意識が強い」(上大岡)という。
近郊外の反応でも「新築は賃料アップでも設備の高さで築古より決まりやすい」(橋本)、「自社物件は新規募集時に家賃を上げるよう本社から要請を受けた」(横須賀中央)と賃貸市場の強気感がうかがえる。





















