紙上ブログ 不動産屋の独り言 816 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 ゴミの不法投棄で役所と一悶着 理不尽でも対応は不可避
住宅新報 2025年9月2日 号 6面

管理物件の入居者から電話があった。「1週間前からアパートの敷地に扇風機が捨てられている。役所のシールが貼ってないから回収してくれない。あのままだと不法投棄のゴミが増えると思うんでなんとかして」とのこと。問題は、入居者が正規の手続きをしないで置きっ放しにしたのか、住民以外が捨てていったのかが分からないということ。入居者が捨てたものであることが確認されれば、管理会社として注意をして改めて出し直しさせることもできる。だが、外部から持ち込まれたものなら注意のしようがないし片付けさせることもできない。こんなとき、防犯カメラが設置してあればと思う。
「家主次第」と
見に行くと、壊れた扇風機が通りからよく目につく場所に捨てられている。このまま放置すれば「ここなら捨てても大丈夫そう」と思われて、不特定多数の人間から粗大ゴミ置き場にされてしまう。市役所のゴミ対策課に電話したら、「それは役所としてはどうすることもできません。家主が費用を負担して正規の手続きをしてゴミ処分場に持ち込んでください」と言う。「家主には何の責任もありませんよ。知らない人間に外部から持ち込まれたゴミの処分費を家主が負担しなければならないのは不条理でしょう。そういう場合は救済策があって然りではないんですか」と私が言うと、「とにかく役所は関係ありません。家主が動かなければいつまでたっても片付かないことになります」との返答。まるで、それでもいいのかと言うような高圧的で無責任な態度だ。




















