紙上ブログ 不動産屋の独り言 831 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 放置オイルの処理で連絡 家主に費用負担を求めないすごさ
住宅新報 2025年12月16日 号 6面

入居女性から電話があった。「アパートのプロパンガスのボンベの前に、中身が入ったオイル缶が2つ捨ててあります。火災が怖いのですが、どうしたらいいですか」という。食用でなく、バイクや車に使うオイルのようだ。だとすると、置いた人物の見当は付く。その人に電話をしたら「私じゃない。知りません」と言う。しかし入居者の中で他に該当者はいないし、そんなものをよそから持ってきてガスボンベの前に置く人物もいないのだ。少し引っ込んだところにアパートは建っている。電話してきた入居者に、市指定のビニール袋に入れて該当するゴミの日に出してみていただけますか」と聞いたら、「そうします」と快く受けてくれたが、中身が入ったオイル缶を回収してくれる可能性は低いと思われた。
ごみ収集に安ど
数日して電話があり、「オイル缶、回収してくれました。ご心配をおかけしました」とのこと。安どした。ゴミ収集袋に入れていたので中身が入った缶だとは思わなかったのかも知れない。実は電話をもらった際、「何なら私がゴミ処分場に持ち込みましょうか。費用は私のほうで出しますから大丈夫ですよ」と言っていたが、そこまでして頂いたら申し訳ない。それは家主と管理会社の仕事。もちろん、ゴミ置き場に捨てておいて知らん顔をしている入居者の責任である。




















