紙上ブログ 不動産屋の独り言 836 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 市の居住支援セミナーに思う 共に責任持つ形の追求を
住宅新報 2026年1月27日 号 6面

市役所の居住支援セミナーに参加した。テーマは、「精神に障害を持つ人の部屋探し」について。私はこれまでに何度も嫌な思いをしているから意見を言おうと思っていたが、あまりに時間がない。4人の講師の持ち時間が20分ずつで、質疑の時間もなかった。内容的にはすばらしく、どれも参考になる話だっただけに、もう少し時間の余裕をもって開催すればいいのにと残念に思った。もう一つ、会場の収容面積の関係とPR不足で参加者が少なかった点も残念に感じた。不動産業者だけでなく、多くの家主にもぜひ参加して頂かなければならないだろう。
具体策に満足
私は役所の中に、生活福祉課があるのは知っていたが、障害福祉課という部署があるのは初めて知った。今回は障害福祉課の職員も講師を務め、困ったことがあった時にどこに相談したらよいのか、それぞれのケースで説明をしていて参考になった。精神科の医師も講師として登壇し解説した。それぞれの立場から不動産会社や家主に理解と協力を求めていて、更に不動産会社からも講師を立て、管理会社の立場からも意見や現状を伝えていた。見解の偏りがなくてよかったと思う。とかく、こういう内容のセミナーだと「障害者がなかなか部屋を借りられないのは不動産会社や家主の無理解によるところが大きい」と決め付けられるものだが、そんなこともなかった。




















