ひと 売主利益を守る「盾」に 売主専業エージェントを展開する不動産仲介透明化フォーラム代表 風戸 裕樹さん
住宅新報 2010年7月6日 号 2面
売主専業のエージェントシステム「売主の味方」を12日に開始する(=4面に関連)。従来の尺度にとらわれない手法で物件の査定価格を算出し、相場より高い価格での売却を目指すものだ。売主の利益を守る『盾』をモチーフにしたロゴマークに、事業にかける思いを込めた。
今年29歳。大学卒業後に就職した不動産会社で、中古マンションの売買仲介に携わった。持ち前の社交性を発揮して成績を伸ばし、やりがいを感じていたという。だがある案件で住宅の引き渡しを終えた時、顧客に言われた言葉がその後の方向性を変えた。「対応がとても丁寧。査定価格は1番低かったけれど、初対面の時からあなたの会社にお願いしようと決めていました」。
嬉しく思う半面、やり切れなさを感じた。確かに、人柄は営業マンの大切な要素。だが、顧客に将来「あの時もう少し高く売れていれば」と後悔させてしまう時が、来ないとも限らない。「仲介手数料を受け取る以上、売主が納得できる価格で売却できるよう力を尽くすべきではないか」と思うようになった。











