三菱地所 既存ビルに省エネ空調 天井輻射型で快適性向上も 大手町・本社ビルで実証実験
住宅新報 2010年7月6日 号 3面
三菱地所は「大手町ビル」(東京・丸の内)の本社内に日本初となる省エネ空調「ハイブリッド型天井輻射空調システム」の導入を完了し、既存オフィスビルにおけるCO2排出量削減のための環境技術の実証に取り組み始めた。7月2日に同社をはじめスイスの開発会社を含む関係各社が合同説明会を開いた。
今回実証する輻射空調システムは、冷温水パイプを裏側に取り付けた金属製天井輻射パネルによる「輻射空調」と、夜間に建物躯体に蓄えた冷熱を微風速の旋回流によって循環させて室内温度を均一に調整する仕組みだ。従来の空調に比べ気流(風)や騒音を抑え、ダクトスペースも極小化できるのも特徴だ。ドイツのある導入事例では、9.4%だった従業員の病欠率が4%にまで低下した報告もあり、人体や健康にもやさしく、CO2削減と同時に知的生産性の向上にもつながる空調システムとして期待しているという。
導入効果を高めるために外装断熱サッシへの改修工事も施し、「LEDタスク&アンビエント照明システム」も導入した。











