紙上ブログ 不動産屋の独り言 853 賃貸現場の喜怒哀楽 またもや設備業者から拒絶反応 掃除さえしていれば…
住宅新報 2026年6月2日 号 6面

以前、風呂の修理を頼まれた部屋がある。住人は新築時に新婚で入居した夫婦だが、入居後15年がたっていた。業者に連絡して見に行ってもらうと、すぐに連絡があった。「あんなに汚い風呂、修理なんかできない。うちはお断り。どんなにお金もらっても嫌だよ」との断りが入った。トイレでなく、風呂での話。それでそんな断りが入るとは、よほどの汚さだったんだろう。かと言って、直さない訳にもいかず、別の業者に依頼すると修理はしてくれたが「想像を絶する汚さでした。他の業者が断った気持ちがよく分かります」と。果たして、どんな汚し方をしていたものやら。
トイレ汚れも
あれから10年、今度は「トイレが水漏れしているから見てもらいたい」との依頼。風呂で断られたのにトイレならどれほどの汚れ方か怖い。だが、新築から25年も入居してくれている。もしも水漏れの原因が便器でそれを交換するなら、この際、温水洗浄便座に交換してあげてもよいかも、と思い家主に相談すると「それでもいいよ」と受けてくれた。以前に風呂の修理を受けてくれた業者に言うと、当時のことをよく覚えていて、入居者に先に写真撮影と添付ファイルの送付を要求。それを見ると、トイレの壁紙が全体的に茶色くなっていて下のほうは濃い茶色。業者は、「絶対にオシッコをひっかけてますよ。壁紙に飛び散ったのをそのまま放置しなければこんな色にはなりません」と。便器のふたまで茶色かった。築40年のアパートのトイレだってここまで汚くはない。




















