国交省 環境不動産サイトを解説 情報共有から投資・ストック形成促進へ 『環境・新たな戦略』
住宅新報 2010年8月10日 号 18面
地価や不動産取引価格、国土調査関連など不動産に関係する様々な情報を提供している国土交通省・土地総合情報ライブラリーに7月1日、環境不動産ポータルサイトが組み込まれた。温室効果ガス削減の推進に向け、不動産分野でも環境対策が急務になる中、国交省は環境性能の高い不動産(環境不動産)への投資や環境不動産ストックの形成を促進することを重要視。ポータルサイトは、不動産がもつ環境価値に対する評価、認識を投資家やテナント、ディベロッパーなどが共有する市場を目指し、環境不動産の好実践例や不動産に対する環境規制、補助制度など環境不動産に関する様々な情報を広く提供することを目的に開設された。情報を共有させることで、環境不動産の利用の促進や環境不動産に対する安定的な資金の供給などにつなげたい考えだ。国交省は開設以降の現在、今後の情報更新方法や新たなオリジナルコンテンツの作成などを模索している。
環境不動産への投資や環境不動産ストック形成の促進に向けて、国交省は08年度に、専門の研究会を設置。2年間の議論で、投資家やディベロッパー、テナントなど不動産市場の関係者による『情報共有』が重要視されたことから、ポータルサイトの開設を決定した。現在、ポータルサイトでは、環境不動産の経済価値に関する分析結果▽環境不動産の好実践例▽不動産への環境規制や補助制度▽CASBEEなどの環境評価制度▽環境不動産に関する投資家アンケートの結果--などの情報を提供している。
この中で、研究会での議論や投資家へのアンケートから、特にニーズのあった情報は、環境不動産への投資効果の優位性を説明できる経済価値に関する分析データだ。環境性能が経済価値につながることが示されれば、投資判断がしやすく資金の供給などが期待できるということが背景にある。











