社会を読む「不動産学」-明海大学 第21回 債権法(1)「売買契約の重要性」
住宅新報 2009年2月10日 号 18面
債権法の内容は多岐に亘るが、ここでは売買契約の重要性、賃貸借契約における信頼関係、請負契約における瑕疵担保責任について、3回にわたって概説する。
売買契約は、売主がある財産権を買主に与え、買主がそれに対して代金を支払う契約である。最も頻繁に行われる契約の一つであり、それだけにバリエーションも多い。
例えば訪問販売、割賦販売、通信販売、見本売買、試味売買と呼ばれるような形態があるし、代金の支払いに関してもいろいろだ。バリエーションはさらに増える可能性があり、一般消費者はそうした情報に惑わされがちである。つまり、自分に有利に見えるのである。しかし、一見そう思えても、実は基本は民法の「売買契約」なのである。惑わされないためには、基本を十分理解しておくことが大切だ。











