「モノ」を通じた「コト」の提案 娯住創のリノベーション 『住まい手目線』追求 町田の賃貸物件で実例
住宅新報 2010年12月21日 号 12面
住空間プロデュースの娯住創(東京都日野市、清水勝社長)は、ある賃貸マンションのオーナーから空室9戸(総住戸数17戸)のリノベーションを東京都町田市で依頼された。今春以降、空きが続いている住戸だ。間取りや住設機器の刷新がクローズアップされがちな『リノベーション』だが、清水社長のモットーは、「『モノ』から『コト』の提案」。徹底したマーケティングのもと、「住まい手目線の空間創出」を心掛けている。
「コトの提案」とは、プランニングした住空間を通じて入居者にどのような生活スタイルを提案できるか、ということだ。例えば、今回の901号室の63平米の住戸で手掛けたリノベーションでは、リビングに接するように3畳の和室を設けている。3畳だと使い勝手が悪そうなイメージだが、間仕切り戸を設けることで、「ちょっとした物の置き場」としての活用ができる。帰宅時にまず鞄を置く場所、洗濯物を一時的に取り込むスペースといった使い方だ。「3畳」は、完全に仕切ってもリビング自体に狭苦しさを感じさせないために決めた広さだ。
そのほか、少し横になりたい時や知人の宿泊時のスペースにもなる。段差を設けたことで、下部に新たな収納空間を生み出すこともできた。また、リビングと一体的に広く使いたい時のために、仕切り戸3枚の収納スペースを別途設ける配慮も見せている。











