「浮世の苦楽は壁一重」 松岡英雄 新住まいのことわざ(46)
住宅新報 2010年12月21日 号 14面
羽田が32年ぶりに国際空港として復活した。私が海外視察旅行の世話係で羽田から初めてJALの飛行機で飛び立ったのは73年だった。あの頃はまだ海外旅行が珍しい時代で、会社の同僚や家族が羽田まで見送りに来ていた。JALの青色のバッグをみんなが持って出かけたものである。
そのJALがいま青息吐息である。更生計画に基づき人員整理をしている。機長を大量に退職させている。仕事のしわ寄せは残った機長にくるのだから、素人考えだと本当に大丈夫なのだろうかと思ってしまう。近年、安い運賃の海外の航空会社がどんどん乗り入れてきている。安いことは悪いことではないが、安く飛ぶために大事な安全が犠牲になっていないことを願うばかりである。
JALのカレンダーを20年以上にわたって年末に届けてくれた旅行会社の知人がいた。今年の春、私と同様、定年で退職した。もう、来年のカレンダーはもらえない。これも少し寂しい。











