マンション共同浴場、高利用率を維持 『適温』の付き合いに満足 世代を問わず、和気あいあい
住宅新報 2011年1月25日 号 4面
近年、充実化が図られているマンションの共用施設。ただ、入居後ほとんど使われないような施設もあり、供給側にとっては導入の判断が難しいところ。その中で、「成功率が高い」と注目されるのが『共同浴場』だ。世代を問わず利用され、コミュニティ作りにも一役買っている。
長谷工アーベスト(東京都港区)が09年に横浜市で販売した300戸超の物件で、10年1-2月にかけ実施したアンケート調査結果だ。「ほぼ満足」を含めると8割近くが「満足」しており、更に半数近くが「価格が上がっても必要」と答えている。自由記入欄を見ると、満足の理由には自宅の光熱費を削減できる点を挙げる声が複数あった。
「戸建てに住んでいた頃と比べて、毎月の水道代が6分の1になった」と話すのは、神奈川県内の別の浴場付きマンションに住む50代女性Aさん。09年春の竣工当初から入居している。浴場があることは購入後に知ったが、今ではすっかり常連だ。聞くと、水道代の節約だけがその理由ではなく、「世間話が楽しい」のだという。「湯船に浸かりながら会話が弾むと、外で会った時にあいさつするようになる。何階に住んでいるらしい、という程度でお互いに名前は知らないけれど、そうした付き合いがちょうど良いと感じています」










