紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 第82回 坂口有吉
住宅新報 2011年1月4日 号 5面
逆恨みした滞納者のその後
生活困窮、明日はわが身
欠かさず見ているテレビドラマ「相棒」で、身につまされるストーリーがあった。12月15日に放送されたもので、転落死した若い男が、最終的には自殺であった、という、今までの刑事モノとは一線を画した風変わりな筋書きだ。死んだ男は、いくつもの仕事を次々と解雇され、婚約者からも愛想を尽かされ、古物商や連帯保証人の名義貸しをし、スーパーの試食を梯子して食いつないだ。生活保護の申請も受け付けてもらえず、就職のための最後の砦であった元のアパートにも新しい住人が入居して、ついに弓折れ矢尽きてビルから飛び降りた、という話。だが、死ぬ気だったワケでなく、飛び降りる際に、治療費の不正請求に当たらないよう我が身を傷つけていたことで捜査が撹乱されてしまっていたのだが……。逆恨み











