鑑定協会レター 岐阜 「市場分析の視座」でシンポ 不動産の利用価値と今後
住宅新報 2009年2月17日 号 9面
「市場分析の視座」をテーマに、第26回不動産鑑定シンポジウムが08年11月21日、岐阜市で開催された。不動産の活用主体の視線から不動産の利用価値を把握すると共に、今後の不動産市場への影響を探る意味から、特に商業事業者の行動様式に重点を置いて、2つの講演と若手不動産鑑定士による多数の研究発表が行われた。その模様などを紹介する。■首都圏でも進む郊外地のスラム化
まず、東京大学大学院総合文化研究科の荒井良雄教授による基調講演「流通システムの変遷と今後の展開」。
教授は今後の流通を読み解く5つのポイントを提示した。(1)郊外住宅地の高齢化が急速に進むこと(2)消費の二極化に伴い小売業態の二極化が進むこと(3)流通系外資の参入(4)安全と安心を求める消費需要が個別流通を増大させる(5)インターネット通販が拡大し全国各地の地域振興へ貢献していること、を指摘した。











