大言小語 買えたときが買い時
住宅新報 2011年2月1日 号 1面
『不動産絶望未来』というショッキングな表題の書籍(山下務著、東洋経済新報社刊)が話題になっている。副題は「これからの住宅購入は『時間地価』で探せ」。12月に発売、1月中旬までに3刷りまでいった。
▼日本が少子高齢化から人口減少局面に入り、経済活性化が危ぶまれるのに加え、年金や財政危機もある。先行きには不安要因が募るばかりの状況で、住宅・マンション選びはどうしたらいいのか。著者は「経済知識を知らないで購入すると、大変なことになりますよ」と警鐘を鳴らす。そして、購入時期は経済全体の状況を見た「マクロ買い」で、物件エリアは「時間地価」を物差しに、と。
▼「男の甲斐性」とか「スイートホームの実現」という言葉に心を動かされてはいけない。「そろそろ買いどき」という不動産業界の俗説にも耳を傾けてはいけない。10年後、20年後の地域の姿がどうなっているかを考える必要があると。著者はそれを実践、数年前に東京都の湾岸エリアのマンションを購入して移り住んだ。幸い、値上がりしているという。











