住環境協 被災した築50年の病院 特殊塗料で耐震改修
住宅新報 2011年5月10日 号 4面
全国住環境改善事業協会(横浜市旭区)が、東日本大震災で被災した横浜市南区の病院で耐震改修工事を実施中だ。施工するのは、同協会の加盟会社スズコー(横浜市旭区)。コンクリートと比べて3倍の強度がある「特殊セラミックス塗料」を用いた改修で、同塗料の住宅資材としての使用は初めてという。岩倉春長理事長は「半壊や一部損壊など、早急な補修が必要な被災住宅で活用してほしい」と話している。
セラミックスと樹脂を主体とする同塗料は、施工後に高い強度を発揮する点が特徴。これまで、主に護岸工事や道路補修材として使われてきた。日本での販売権を持つ商社から、同協会が施工承諾を得ている。
病院は築後50年以上が経過しており、今回の地震で外壁が脱落、モルタル内部には水が入り込み柱や梁(はり)の腐食が進むなど、損傷がひどかった。そこで、同塗料を建物全体に施工し「面」で建物を支える工法を採用。外壁を剥がさずに済み、廃材を大幅に削減できるメリットがある。











