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プレミアム会員限定マンションPER 2013 ~価格上昇局面に入り始めた新築マンションの収益性分析~ Ⅲ 中部圏

連載: Kantei eye

不動産テック・DX

中部圏新築マンションのデータも、当然のことながら名古屋市での動向を色濃く反映している。中部圏でのマンションPERの平均値は24.20と2012年の23.74から0.46ポイント上昇した。分譲マンションの平均賃料(70m²換算)は前年比+1.4%の102,025円まで上昇したが、新築マンションの平均価格(70m²換算)も同+3.4%の2,933万円まで上昇し、月額賃料の上昇幅を上回ったことで2年ぶりに24ポイントを突破した。中部圏は三大都市圏の中でも極めて良好な収益性を維持してきたが、ミニバブル以降は新築マンションの価格上昇とその後の価格調整の遅れ、さらに賃料水準の低下によってマンションPERは上昇(悪化)基調で推移しており、2013年時点では首都圏(23.98)や近畿圏(23.94)のマンションPERを上回ったことで、中部圏は三大都市圏の中で最も収益性が劣るエリアへと変貌している。

掲出99駅の中で新築マンション価格が最も高額だった駅は、名古屋市営地下鉄東山線「池下」の4,557万円で、この他に4,000万円を超える駅は名古屋市営地下鉄名城線「本山」(4,436万円)や名古屋市営地下鉄名城線「市役所」(4,387万円)など6駅に限られ、名古屋市営地下鉄名城線の東側エリアに集中している。

一方、月額賃料が最も高額だった駅は名古屋市営地下鉄名城線「西高蔵」の178,887円で、築年数が浅い物件からの賃料事例が出たこともあって、2番目に高いJR東海道本線「名古屋」の156,577円と比べて2万円強上回っている。この他に高い賃料水準を示しているのは、「久屋大通」(155,136円)や「池下」(134,487円)など、名古屋駅東側の周辺エリア~名古屋市営地下鉄名城線沿線エリアに位置する駅となっており、同市内の中心部へアクセスがしやすいことが賃料水準の高さにも表れている。

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