ある老婦人の寂しいお話「実害なくも同情もせず」
当社の空室募集に、ある老婦人から申し込みが入った。物件は事務所使用可の2DKの部屋で、申し込みに来店した時、取ったばかりの会社謄本も持参していた。本人の話と謄本の内容から、奥多摩街道沿いで中古車販売をしているようで、社長だったご主人が数年前に他界している。事務所を店から離して兼用住居として使いたいとのこと。
【食わせ者】
第一印象は羽振りも良く、身なりもきちんとしていたが、その老婦人、実は「とんでもない食わせ者」であった。
家主さんの審査も通ったが、2週間後の契約期日の直前に電話が入り、「お客様の依頼で、急拠、明日からドイツまでベンツの中古車の出物を探しに行くことになった。ついでに5台くらい買い付けてくるつもりなので、契約は延期してもらえないか」とのこと。




















