三井住友銀、サステナ投融資を強化 専用ツールで営業店が推進
三井住友銀行は、営業店担当者によるサステナブルファイナンスへの取り組みを強化する。2020~30年までの10年間で同ファイナンス30兆円の実行というKPI(成果指標)の下、取引先のサステナビリティ経営を後押しする。新たに第一線を支援する分析ツールを開発し、これまで本部が中心となっていたポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)を、営業店主体で取り組む体制を整えた。担当者の顧客理解に基づく質の高いエンゲージメントを実現し、サステナ分野の全社的な知見の底上げを通じて企業価値向上を目指す。
同行ではサステナブルファイナンスの拡大には第一線の銀行員の力が欠かせないと位置づける。これまで、投融資を通じて社会に好影響を与えるPIFは、持続可能な開発における経済、環境、社会の側面からポジティブ(もしくはネガティブ)な影響を総合的に評価する専門的な知見が必要になるため、サステナブルソリューション部などの専門家が担ってきた。今回、営業店主体で取り組むことで、対応案件が格段に増加するだけでなく、提案の質の向上にもつながる効果を見込む。
取引先が取り組む重点項目と評価指標を作り上げていくなかで、業種ごとに関連性の強い課題と個社の事情は必ずしも一致しないことがある。営業店担当者は経営者との対話を通じて、個社ごとに最適な提案を練り上げることが可能になる。














