金融界、GX移行債に前向き ESG投資の新たな選択肢へ
金融界が、2月発行予定のグリーン・トランスフォーメーション(GX)経済移行債への投資に前向きな姿勢を示している。国が発行する世界初のトランジション・ボンドとして関心を集めており、大手行や地域銀行だけでなく、一部の信用金庫からも投資を「検討したい」との声が上がる。社会全体の脱炭素化を促す新国債は、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資の新たな選択肢になる可能性がある。
GX経済移行債は、10年間で20兆円規模の発行を予定。2月発行分が初回債となり、クライメート・トランジション利付国債の名称で5年物と10年物をそれぞれ8000億円程度発行する計画。今後導入する化石燃料賦課金(カーボンプライシング)などを財源に2050年度までに償還する。
財務省が23年12月に開いた国債投資家懇談会では、GX経済移行債に対し、「都市銀行や地域銀など預金取り扱い金融機関を中心に、(投資に)前向きな声が多かった」(財務省)という。都銀の参加者からは「流通市場育成の観点から購入したい」との発言も出た。ESG投資の観点から満期保有を検討する意見も目立った。大手機関投資家である日本生命保険も「(投資を)検討していきたい」との姿勢を示す。














