東京建物 イノベーション拠点刷新、八重洲に 〝食〟でエリア価値向上を オフィス選びの動機にも
住宅新報 2026年8月18日 号 4面

東京建物 イノベーション拠点刷新、八重洲に 〝食〟でエリア価値向上を オフィス選びの動機にも
東京建物は8月6日、食のイノベーション拠点「トウキョウフードラボ」を刷新し、東京・八重洲に移転開設した。スチームコンベクションなど一流レストラン並みの厨房設備を備え、食関連企業がメニュー開発や研究、新業態の実証などに活用できる場。周辺でこれまでに整備してきた食の教育プログラムを提供する場や、開発した商品の社会実装の場などと連携し、料理人や大企業、スタートアップが交わる環境を形成する。「建物というハードに食というソフト(体験価値)を組み合わせて提供し、YNKエリア(八重洲・日本橋・京橋)の魅力向上を目指す」(同社まちづくり推進部FOOD&イノベーションシティ推進室長の沢田明大氏)。食を通じて同エリアの来街やオフィスへの入居動機にもつなげていく。
今回開設した「トウキョウフードラボ」は19年から25年9月までYNKエリア内である京橋で運営してきた拠点を移転したもの。東京駅八重洲北口から徒歩5分の同社が保有するビルの2階85m2。厨房スペースとテーブル・カウンター計22席を備える。新拠点では第1号プロジェクトとして、若手料理人コミュニティー「CLUB RED」と共創し、地域で眠っている食材の魅力を料理人の力で掘り起こしていく。地域には一般的に知られていない食材・食文化があるものの、販路がなく生産者が廃業を迫られるといった課題があるという。そのため料理人が産地を訪ねて食文化を深く知り、その土地ならではの食材を生かした料理を期間限定で「ラボ」で提供する。まずは鹿児島・徳之島町の食材を、東京・人形町の料理人が新たな料理に仕立てる。






















