庭をテーマにシンポ 日本ぐらし館
住宅新報 2013年3月26日 号 23面

日本くらし館のシンポジウム
「庭との関係に学ぶ木造住宅の未来」と題したユニークなシンポジウムが3月22日、住宅金融支援機構1階のすまい・るホールで開かれた(写真)。日本ぐらし館の「木の文化研究会」が主催した。同研究会は、京町家の伝統と住居機能性、京都の文化を現代の住まいづくりに生かすと共に、新しい日本の住まいのスタンダードを確立するための研究を行っている。
シンポジウムは後援した住宅金融支援機構の八野行正理事によるあいさつの後、京都大学大学院教授の高田光雄氏が、日本の住宅と庭との関係、庭が住まい手との関係において持つ多様な機能について解説した。
その後、矢ケ崎善太郎京都工芸大学繊維准教授が「歴史にみる大工と庭師」と題した基調講演を行った。矢ケ崎氏は書院造りと数寄屋造りの違いについて説明。身分に応じて入室できる範囲が決まっていた書院造りにとって縁は不可欠のスペースだったのに対し、数寄屋造りは縁をなくし、侘びの空間をつくった。その際、縁の代わりに飛び石を置くなどの趣向が始まったことから建物をつくる大工と、庭を演出する庭師との協働が始まったことなどを説明した。



















