最近では、クライアント自ら気軽に建築家に家の設計を頼むようになりました。インターネットの発達で、建築家のプロフィールやデザインを簡単に閲覧・比較できるようになったことも、一因ではないでしょうか。デザインにこだわる、というよりも、快適で安全な住まいを積極的に求めるようになったと考えられます。
公共住宅や一般的なマンション、プレハブ住宅などの間取りはステロタイプに陥っており、「この程度の間取り」を「この程度の価格」で設定しておけば買ってくれるだろう、という不特定多数に対する横並びの読みでデザインされています。ただ、現在は消費者の間に、「この程度なら仕方ないか」という一種の妥協では、住宅を買わない傾向が出てきました。
あらゆる商品は、消費者像を想定して開発されます。消費者像は年収や家族数、ライフステージ、居住地域などによっていくつかのクラスター(階層)に分けられます。また、嗜好性でもターゲットを絞り込んでいきます。図のようなテイストの分類が、建材や住宅のデザインでは最も分かりやすいセグメンテーションですが、右上の「都市型モダン」が現在の主戦場です。























