下地(したじ)というと、一般的にはお化粧などのファンデーションをイメージしますが、建築では最終仕上げ=化粧仕上げのベースメントを意味します。建築はすべての部位が化粧仕上げで覆われ、下地は目に見えない部位ですが、よく「段取り八分、仕上げ二分」と言われるように、下地施工は非常に重要な働きをします。いい加減だと、どんなに高価な仕上げ材を使っても不陸(面の波打ち)や目地違いが発生して、その効果を上げられません。
例えば住宅の壁下地は、次のような構成になっています。通常、柱や間柱などの構造材は垂直に走っています。この構造材の上に胴縁という補助材を水平に取り付けます。胴縁を取り付ける間隔は仕上げ下地材のサイズによって異なります。プラスターボードなどの場合には455ミリまたは303ミリの整数倍で取り付けます。その段階で水準器や下げ振り、クサビなどを使って取り付け面を真っ平らに仕上げます。この段階が非常に重要で、手抜きをすると壁は真っ平らに仕上がりません。
仕上がった胴縁上にプラスターボードを張って仕上げ下地としますが、プラスターボードの木口(こぐち=端部)はバリが残っているので、この上に壁紙を貼ったり塗装をしたりすると線が見えてしまいます。プラスターボードの接合部にパテ(微粉末の入った塗料)を塗り、乾燥後にサンダーなどで面を整え、線を消します。ここまでが壁下地工程です。
























