「雨漏り」報告件数の8割 原因特定に難あり
住宅新報 2016年4月12日 号 2面
09年10月から16年1月末までに保険法人に報告された保険事故の件数は、4785件。事故部位を「構造」「防水」別に見ると、雨漏りを指す「防水」が3965件で約8割を占める。しかし雨漏りについては、保険事故の低減のために必要な「原因の分析」が難しいことが、保険事故情報等の収集・分析・活用WGの報告書で指摘されている。
同WGが行った事故事例の検証結果として、外壁・開口部廻りの雨漏り事例は「室内への侵入に時間差がある」「事故原因が特定しにくい」ことなどが記された。「雨漏りという『出口』は分かっても、雨水はいろいろな経路をたどって染みていく。侵入経路の特定は難しい」(住宅生産課)。また保険事故が発生した場合、通常は補修工事の着手までに原因個所の確認が行われるが、必ずしもすべての事例で行われているわけではない。雨漏りが起きると生活に支障を来たす場合が多く、住宅の所有者から早期の補修を求められることが多いためと見られる。























