家具が足す 「住」の価値 (下) 「住み方」を共につくる
住宅新報 2017年8月29日 号 1面

リノベるがACMEと進める協業事業。家具選びから住まいを設計する
中古マンション事業のスター・マイカ(水永政志社長)は5月、総合インテリア販売の大塚家具(大塚久美子社長)と協業を発表した。もともと両社はホームステージング事業で提携してきたが、「より良いものを使い継ぐ」という理念のもと、「リノベーション×リユース家具」をコンセプトにしたライフスタイル提案型住居の販売を開始した。
スター・マイカは保有物件を対象に、居住者のライフスタイルを想像し、一戸ごとに最適なリノベーション(間取り変更、バス・キッチンの交換など)を実施。その後、大塚家具のインテリアコーディネーターがリノベーションのコンセプトに合わせた家具の選定・設置を行う流れだ。リユース家具は、同社がユーザーから買い取り、下取りしたユーザーの家具をメンテナンスした上で再販売している商品。同社による1年保証付きのため、安心感もある。
「子育て」「旅」など各戸のテーマは様々。例えば、築35年の「パシフィックニュー自由が丘」(世田谷区)の1室(2LDK)は「ビンテージ+快適性」を切り口に、コンパクトな洗面台や広めの収納のほか、キッチンは木質の素材感で統一。そこに上質なアームチェアなどを設置し、LDKの統一感を高めた。意匠性と実際の使いやすさを兼備することで、簡素な室内や華美で現実感に乏しい家具設置と差別化。「既にリノベ物件を見学し、見抜く力のある消費者が多い」(スター・マイカ広報)と初動時から関心の高さをうかがわせ、すぐに売却が決定。「住み方」提案型物件へのニーズを裏付けた格好だ。























