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プレミアム会員限定何ともケチくさい話ではないか 退去後、自主契約の費用巡って 紙上ブログ 不動産屋の独り言 437 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉

住宅新報 2018年1月30日 号 7面

連載: 不動産屋の独り言 〜賃貸現場の喜怒哀楽〜

資格・実務

 退去して1カ月ほど経っている家族の奥さんが店にやってきた。敷金の清算も済んでいるし、内容的にも特に問題はなかったはず。何の用だろう、と不思議に思った。ちょうど来客中で商談の最中だったので、中に入ってもらわずドアのところで対応したのだが、用件はあきれる話だった。見方によっては「当然」と思う人もいるだろうが、私みたいな性格の人間からはとうてい考えられないような相談を持ち掛けられたのだ。

撤去費用惜しく

 その退去者によると「私はあの部屋に自分でケーブルテレビの配線を敷いていたが、次の入居者が一銭も負担しないのは納得がいかない。次の入居者がそのまま使うなら工事代を出してもらいたいし、使わないなら家主に撤去費用を負担してもらいたい」というもの。まったくもって勝手な言い分だ。聞き終えて私は思わず「はあ?」と言ってしまった。ケーブルテレビに解約手続きをして配線の撤去を依頼したら、わずかだが工事費が掛かる。それが嫌で残していったものである。にもかかわらず、次の入居者にそのまま使われるのが嫌で、撤去費用も出したくないとの主張。

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