紙上ブログ不動産屋の独り言458 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 自分の現状を理解していない客(3) 事前の解決案で徒労防ぐ
住宅新報 2018年6月26日 号 7面
私が「やはり今からの内見はやめましょう」と言うと、例の男性客は露骨に不満そうな表情を浮かべ、「暗くてもスマホが懐中電灯になるから大丈夫」と答える。私は「そういうことではありません。不動産会社の立場からすると、あなたの場合、保証会社の審査が通らなければ、どんな物件を案内して気に入っても契約することはできません」と答えた。
審査がまず先
続けて「逆に、保証会社の審査が通るなら、他の物件も紹介できます。『保証会社が実家にも連絡できない』『予め根回ししておかなければ危ない』というのでは今回も審査が通らない可能性が高い。どのみち、契約のために再び茨城から出てきてもらう必要があるので、保証会社の審査が通るのを先に確認してから物件を見てもらい、気に入ればその時に契約を済ませればよいと思いますよ」と伝えて納得してもらった。私としては、いくら商売でも、そんな時間から「無駄になるかもしれない努力」はしたくない。






















