売買のキャッシュレス化推進 エフステージ 入金負担減、安全面も強化
住宅新報 2019年7月23日 号 7面
中古マンション買取再販のエフステージ(東京都文京区、藤島昌義社長)は、不動産売買におけるキャッシュレス対応が今年5月時点で100%完了したと発表した。これは従業員の現金デリバリーの事故防止、取引相手の保護を目的としたもので、18年11月から運用を開始した。
キャッシュレス化したのは従来、業界慣習として現金で行ってきた契約時の手付金の授受をはじめ、残代金、仲介手数料、司法書士へ支払う登記料など。同社では月間の買取・売却の手付け契約が100件に上り、窓口利用の場合、現金支払いに向けた出金業務や現金受領後の入金業務に相応の時間を要してきたが、これらの業務をネットバンキングを利用した振込・着金確認で対応する。これまでネックとなっていた土日当日の入金確認も、昨秋から金融機関で始まった「モアタイムシステム」によって可能となり、業務の効率化が進んだ。
現金管理などのセキュリティ面に加え、札勘定の金額確認が現場で不要となる点も特徴だ。「数え間違えの防止や契約・決済が重なった際のスケジュール調整を行いやすいと、取引先の仲介業者や司法書士からの評価も上々。当社が仕入れを行う時の決済場所についても、従来の『借り入れする金融機関での決済(通帳持参型)』という形に縛られず、例えば売主の住まいの近所で行うなど、相手のニーズに応じた段取りも可能になった」(同社)という。























