〝住宅履歴〟活用の新時代へ 住宅履歴推進協 「いえかるて」セミナー、全国8会場で
住宅新報 2019年10月1日 号 6面
住宅履歴情報蓄積・活用推進協議会(齊藤広子会長)は、10月から全国8会場で「住宅履歴情報(いえかるて)」の活用セミナーを開催する。国土交通省補助事業として、18年度に続く開催。宅建事業者に住宅履歴情報提供サービスの仕組みや活用方法を理解してもらうための取り組みだ。
既存住宅の流通促進に向けて18年4月から改正宅建業法や「安心R住宅」が始まり、行政から交付された書類や適切な設計図書の保存の重要性が増している。住宅履歴情報の活用によって、建物の計画的な維持管理や合理的なリフォーム、住宅の資産価値が適切に評価されるなどメリットが見込まれる。同協議会理事で同セミナーで講演する高橋正典氏(価値住宅社長)は「売買後の顧客接点づくりは仲介会社にとって重要。顧客の住宅情報を守ると共に、将来の相談窓口となることを示す仕組みの一つ」と話す。
10年5月設立の同協議会では、住宅履歴情報として必要な要件の整理と、その情報の入力の正確さの担保を役割とし、会員研修などで情報の精査能力の向上に努めてきた。「これまでは蓄積に主眼を置いた10年。今後は蓄積した住宅情報を活用する場面に踏み込んでいく。情報の価値が最も分かるのは売却時であり、流通において重要な要素となることを強調し、活用シーンから参画する事業者を増やしたい」(高橋氏)と話す。























