紙上ブログ 不動産屋の独り言 529 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 管理会社としての〝いい働き〟(2) 義理堅さが成果を生む
住宅新報 2019年11月26日 号 6面
家主や他の入居者の説得よりも大問題。それは、なんとご主人がペットアレルギーなのだ。私が意地悪く「もしワンちゃんを取るかご主人を取るか、という決断を迫られたら、今の奥様はワンちゃんを取るでしょうね」と言うと、「もちろん、それ以外は考えられません」とのこと。理由は聞いていないが、お子さんを諦めていて、寂しいということもあるのかもしれない。奥様はすごく義理堅い人なので、たとえ『ペット可』にならなくてアパートを出るとしても、当社に部屋探しを依頼してくれると思う。ただ、私としては何としても家主と他の入居者の了解を取り、ペットを認めてもらおうと思った。それも無理にお願いすることなく。
お互いさま
だが、私には勝算があった。家主も、他の5世帯の入居者も、とても人柄が良く、今までも入居者同士のトラブルなど皆無だったからである。そして、何にも増して、この若いご夫婦が家主や他の住人たちから好かれている、ということが大きかった。






















