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スタンダード会員限定「顧客と生涯離れない」 住宅履歴推進協 「いえかるて」説明会が盛況

住宅新報 2019年11月26日 号 6面

売買・賃貸仲介
「生涯顧客化のために住宅履歴情報の活用が必要」と高橋理事

「生涯顧客化のために住宅履歴情報の活用が必要」と高橋理事

 国土交通省の補助事業に関わる「住宅履歴情報(いえかるて)」の活用についての説明会が10月7日から12月2日まで全国8会場で開催されている。中古住宅流通市場の拡大に伴いこれからの流通の現場で活用機会が増えていくとみられる中、宅建業法改正と安心R住宅制度に対応した「住宅履歴情報」の活用についてその制度の解説と事例紹介を行う内容。住宅履歴情報蓄積・活用推進協議会が主催。11月18日に東京都内で開かれた説明会には定員90人に対して、2倍超の申し込みがあり、流通業界の関心の高さがうかがえる説明会となった。

 全会場で、同協議会の内山岳彦氏と高橋正典理事(価値住宅社長)がそれぞれ安心R住宅制度と、履歴情報を活用した不動産流通のビジネスモデルを解説している。東京会場で登壇した高橋理事は、現在ボランタリーチェーンが全国52社に拡大した価値住宅の創業以来の取り組みを紹介。仲介会社が住宅の維持管理までを手掛ける「顧客と離れないビジネスモデル」を取り上げ、このモデルでは顧客の住宅履歴情報の蓄積が欠かせないと指摘。顧客負担とする月額500円で10年間の対価として、10年以内にインスペクションを1回実施するなどの同社の事例を説明した。また今後の仲介会社には「脱手離れ・循環・売却獲得」がますます求められていくとした。売却獲得では、適正な建物の価格評価が売却受託の有効手段だとし、大手住宅各社が「スムストック」ブランドで取り組む中古住宅流通の査定事例を説明した。

 高橋理事はまた、新築戸建ての流通は大手が仲介会社を介さずにエンドに直接販売する方向にあり、仲介量も減っていく可能性が高いこと、先行きは売却物件が増え続けて買い手探しが厳しい市場構造に変化していくこと、売主の理解を高めるのにホームステージングが有効なことなど、豊富な事例を交えて解説した。

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