「ワンリノ」加盟 アルファトラスト 中倉敏行社長 「仕入れ基準が確立」
住宅新報 2020年1月28日 号 6面

中倉敏行社長
04年創業の同社はもともと仲介がメイン。5年前に買取再販を始め、主力事業に据えた。当初は順調に業績を伸ばしたが、他社の参入も激しく、18年から仕入れ戸数が数カ月に1~2件に減少した。「買い入れ価格の高騰や20年東京五輪をピークと見る市場への懸念から買い控えする気持ちもあった」と振り返る。
仕入れに苦戦する中で知ったのが「ワンリノ」。年間600戸以上のリノベーション済みマンションを販売するエフステージが買取再販事業のノウハウを他の事業者と共有するBP事業だった。賃貸部署の営業社員を部署替えして出発したタイミング。売買・買い取り未経験の社員ながら、ワンリノ本部での定例勉強会や個別講習を経て、3カ月で月に3件の仕入れを達成した。
その要因について、中倉社長はエフステージが10年から独自に収集している『売主販売履歴データシステム』を挙げる。「不動産業者が売主となって売却した物件の販売価格の推移、値下げ履歴が分かるので、仕入れ時の査定基準が整ってきた」。月1回パートナー企業が集まる定例会の中で、仕入れや販売、経営ノウハウを共有できる点も武器になったという。「例えば、社内整備のためのインナーブランディング講座を機に、自社のミッションや事業領域をシンプルに定め直した。住宅を切り口にしたことで経営の方向性が具体的で分かりやすくなったと社員にも好評。経営の根幹を固められた」と加盟1年目の成果を振り返る。























