紙上ブログ 不動産屋の独り言 548 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 音信不通になった高齢女性のその後 誠実な娘夫婦に救われた
住宅新報 2020年4月14日 号 6面
このブログの504話(19年5月28日号)で書いた「音信不通になった高齢借主」の続編。借主の転居や元々の管理会社が更新契約をしていなかったことで1年ほど前から家賃が入らずに音信不通になっていた高齢の婦人がいる。貸していたのは店舗。30年ほどスナックをやっていたが、この1年は店を開けていない。家主も心配して「何とか連絡が取れないものか。坂口さんにお願いしていいかしら」と相談してきた。私が借りている店舗の家主でもある。日ごろからお世話になっているので、喜んで引き受けた。
30年前の書類から
それはともかく、どうにも連絡先が分からない。雲をつかむような話で、あるのは30年前に交わした契約書のみである。ところが、ご縁というのは不思議なもので、数カ月前に私が部屋探しを手伝った別の高齢夫人がそのママさんの知り合いで、連絡先を知っていたのだ。そのご婦人も同業で、数年前までスナックをやっていた。互いの客を紹介し合っていたようで、連絡を取ってくれ、本人から連絡があった。























