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プレミアム会員限定紙上ブログ 不動産屋の独り言 552 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 管理する貸家で不運続く 安定した職業と思ったが

住宅新報 2020年5月12日 号 6面

連載: 不動産屋の独り言 〜賃貸現場の喜怒哀楽〜

売買・賃貸仲介

 縁があって都内のある貸家の管理をしている。これまで入居者が替わったが、どういうわけかいつも借主に恵まれない。個人で契約しておいて、自分では住まずに無断で外国人向けのシェアハウスとして又貸ししたり、子供の家庭内暴力に悩む家族が壁に何カ所も穴を開けて退去したり・・・。「今度こそ堅い仕事をしている家族に入ってもらえる」と喜んでいたのも束の間、入居後すぐに滞納が始まって連絡をくれなくなるなど、呪われているのかと思うほどだ。

約束は守られず

 今の入居者の場合、ご主人は自営業だが、奥さんは保育士。ダブルインカムだし、家賃は奥さんの収入だけで問題なく払えると思っていたのだが、約束通り月末までに翌月分を支払ってきたことのほうが少ない。契約者は手当の関係で奥さんだ。この原稿を書いている時点で3カ月分も滞納している。電話しても出ない、留守番電話にメッセージを残しても折り返してこない、メールしても返信がないというのは、ほかの滞納者と同じ。だが、滞納しなければならない理由が分からない。何度も「きちんと理由を話してくれれば相談に乗るし、何が何でもすぐに振り込めとは言わないのですから、せめて連絡くらいくださいね」と優しく叱っても連絡はない。その間にも家主から経過の問い合わせが入るのがつらい。

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